10年国債の利率は、実勢金利が反映されます。平成15年3月から発行が始まった「個人向け国債 変動10年」という商品名の10年国債は、半年ごとに適用利率(クーポン)が変わる「変動金利制」を採用しています。
年当たりの適用利率は「10年固定金利付国債の利率−0.80%」という決まりに基づき、半年ごとにその時々の10年固定金利付国債の金利水準に応じて変動します。
具体的には、例えば1月発行の「個人向け国債 変動10年」の場合、7月の利率見直し時には、6月に実施される10年固定利付国債の入札結果により算出される基準利率から0.80%を差し引いた値となります。
10年国債の利率では、最低利率が保証されています。個人が安心して購入しやすいように、経済環境などにより実勢金利が下がった場合でも、0.05%(年利率)の最低利率が保証されているのです。また利率の上限はありません。
10年国債は、中途換金もできます。10年国債は10年満期ですが、発行から1年が経過すれば、購入金額の一部または全部を中途換金できます。その場合の換金金額は、「額面金額+経過利子相当額−直前2回分の利子(税引前)相当額」となります。
10年国債は、従来の国債と同様、日本国政府が発行する非常に安全性の高い金融商品ですし、このように利率についても優遇されていますから、人気が高いです。